2016.06.25 サタデープログラム漫画編集者って何するの？
〜「名探偵コナン」10代目担当のお仕事〜
レポの�Aです！２つに分けてゴメンナサイ
画像は、まさかのおみやげ＼(^o^)／全員が貰えた訳ではないのですが、前から３列目まで貰えたので、早く行っておいて良かったです
持っているとはいえ、嬉しかったぁ♪♪♪また必ず貰えるキャンペーンやってほしいな
「引き継いだ時、８２か８３巻まで発売されていて、大学に入ってからコナンは読んでいなかったので、久々に読み始めたら、意外と話が進んでいるんです。結構な勢いで進んでるんです。原作を読むと、こんなに面白かったんだ！って」
青山先生の仕事の流れは、３話で一事件が基本。一日かけて完全に作り込む。
�@シリーズ打合せ（１日）
「平均１２時間。長いと１６時間。天才青山剛昌と２人になり、持ち込んだネタを見せて、それはダメだねーって言われると落ち込むんで、辛くもあり、でも、それ面白いねって言われると、なんとも言えぬ幸福感があるのは嬉しいです」
「天才だなと感じたのは、紙をまとめると１Kgの重さに耐えられることから、５０個で５０Kg、それって人間じゃんっていう話になったのですが、その時、“その紙が札束だったら面白いよね”って言ったんです。何か一つのことを聞いた時に とどまらない想像力、発想力、エンタメ力
がすごいなと感じました。まぁ、この後、動機の打ち合わでが長かったんですけどね」質疑応答の中であった答えですが、ネームの時にトリックを修正すると崩壊するので、この打合せの段階で修正しているようです。そして、ほとんど実験をしており、ロープでの実験は公演でやったんだとか…笑。
�Aネームを作る（３日）
蘭GIRLの時のラフが見れて嬉しかったです
「レポート用紙に書いていて、これが出来るまで待って、出来たら、ココがわかりづらいとか面白いとかのリアクションをします」
�B下書きをする（３日）
�Cペンを入れて完成＼(^o^)／
「２０年以上描いていたら、普通はアウトプットしすぎて枯れてしまうものなんですけど、青山先生は今放送しているドラマは全てといえるぐらい見ていて、映画もヒット作は全て見ています。コナンを描きながら見ていて、音で見ている感じ。相棒が大好きな先生ですが、“相棒って、こういう映像なんだねー”って言ってて、驚きました」
大好きな相棒ぐらいは、しっかり映像も楽しんで貰いたいけど、私も、ドラマ見ながら国家試験の勉強をしていた身だから、分からなくもない…笑。もっと映画とかドラマとか見ていいんだなーって思ったけど、私も年間40本以上の連ドラを見ているので、うん…私は何に活かそうか。青山先生とは話が合いそう、笑。
「何巻にコレ描いたってのも、ズバッと覚えていて、グッズの商品化する時も絵を見て、“あ〜何巻のこの絵のあの話〜”って。艦コレもどうぶつの森もアシスタントがやっているんじゃないかと言われるほどスゴイのですが、本当に本人がやっていて。どこに時間があるんだろうっていうぐらい超人並にやっていて、すごいんです」
「才能を見いだし、才能に寄り添うのが編集者の仕事の醍醐味かなと思うのですが、続けていく才能がない人もいると思います。だから、漫画を見いだして、漫画を描いて貰うっていうのが仕事。そして、青山先生と同じ雑誌に載りたいなぁと思うように、強力な才能が強力な才能を呼び寄せるものだと思います」
この中にも才能がある人はいっぱいいるけれど、続ける才能も大事ともおっしゃっていて。……それをバカみたいに信じて続けてきた身としては、こういうことを言ってくれる人の存在って、有り難いです。そう思える人が上に立って先陣を切って世の中を引っ張っていって欲しいです。こういう人の下で働いてみたいものです。
コロコロコミックの「ウソツキ！ゴクオーくん」
「吉もと誠先生は、新人賞で送ってきた時から面白かったけど、鳴かず飛ばずだったんです。でも、こういう風に見せたら！と思ってやってみて、自分の面白いものが皆と繋がるようなとろけるような感覚でした」
もし、あなたの友達が、つまらない漫画を描いたら？
「つまんねーって言える関係なら言いんですけど、みんなそういう友達ばかりではないですよね。だから、何で描きたいのかを聞いて、例えば、別れて悲しいのならば、付き合って幸せだった話をもっと入れた方が良いんじゃないかなと話すと大体分かってくれます。オチの前のフリを考えるのが大事。０を１にし、１００にする
」何故、漫画は面白いのか⇒漫画はめくるから面白い。
「右ページの１コマ目が大事。めくったところの１コマ目。ここでいかにびっくりさせたり、予想を裏切ったり出来るか、人生でも辛いことがあったら何かのフリだと思うようにしています」
コロコロコミックは何故面白いのか。
「小中の元気溢れる男の子が主に読んでいる漫画なので、信じられないほど不合理な動きをしています。デジタル化している世の中なのに、あの表紙を手で描いています。それをデザイナーが手で描き、色指定も手。混ぜ具合までをも手で書いています。読み手が元気で溢れているので、こちらも元気でいなければいけないというこだわりを持っている部所でした」
“面白い”と感じる心は、“もろい”
「新人賞を毎月１００本近く見て採点しています。中堅の僕らが点数を書くと、新人の編集者は引きづられやすいんです。そのぐらい、面白いと感じる心はもろくて、流されやすいものです。人が何を言おうが面白い！自分のハートが震えるものは大切にして頂きたい」
質疑応答にて。
担当編集さんは、ボスや、最後までの流れについて説明されるようです。
「ボスのことを説明された瞬間から、泥酔出来なくなりましたね。うっかり口が滑るだなんて許されないですからね。青山先生も結末まで描きたいという気持ちを持っていて、それを応援したいと思っています。何巻まで続くんだろうね？１００巻までと言っていた時もあるけど、今では、おさまんないなと言っています」
大嶋さんは平次が好き。２１作目の映画もお楽しみにっ
編集さんは、大体４〜５週先を読んでいる。
２０１７年は、青山先生の画業３０周年。まじっく快斗は、サンデーの中で一番長く連載されている作品なので、先生も小学館も何かしたいな…とは思っていてくれるようです
発表まで、待ちましょう
たぶん、画業３０周年じゃなくても、来年もスゴイと思います、笑。次の担当さんは、一人では辛いということで、男性と新人女性の１名ずつ。
「引き継ぐ時には、今日話した内容のことを伝えましたが、幸せな結末を迎えられるように。きちんと完結出来るように」
みんなが生きている間には完結するよと言って、笑いをとっていました、笑。
アイデアが浮かばない時。
「週刊連載は、人間業じゃないと言われているんですが、青山先生はアイデアが出るまで休まないという作戦で、やればなんとかなるんだなと。先生には、野菜を食べて貰っています（笑）ドレッシングを差し入れしたりしてね」
今回の話を聞いて、コナンに興味を持った人が多くいたはず！！そう、進んでいないようにみえて、進んでいて、こんなに面白いんです
映画を見た人はかなり多かったけど、単行本読んでる人は少なかったので、単行本読んで欲しいです。コナンアプリ入れて欲しい…笑。中高の学生いっぱいだったこともあり、お話の中には終始、夢・希望がありました。
実は大学の時、この学校含むトップの中学に入るための塾で小学生を教えていたんです（笑）才能をきちんと活かしていける子たちだと思うから、大きく羽ばたいていって欲しいな
私はこの子たちほど大きくは羽ばたけないけど、粘り強く頑張りたいと思うのでした。頑張る心と、負けず嫌いの心は、誰にも負けな……あ、これが負けず嫌いっていうのか、笑。アホなところが欠点ですwwwそして今回感じたのは…名探偵コナンには、誰もが主人公になれるぐらいのキャラクターが揃っているけれど、スタッフ側も誰もが講師になれるということ
今後もコナンのことをソバで気にかけてくださるとはいえ、コナンの隣にいてもらえなくなったのはモッタイナイと思うほどでした。
自分のハートが震えるもの…名探偵コナンを大事にしていきたいです！コナン以外でも、あっためている原案があるので、なんとかカタチにしたいです。もしくは、迷惑だと思うから言えないけど、大嶋さんに貰ってもらいたい…。
またお話を聞ける機会があるといいな…☆
大嶋さんが現在担当されている「サンデーうぇぶり」は７月１３日〜始まります。微力ながら、しっかりと応援させて頂きたいと思います！！サンデうぇぶりのHPは「こちら」
質疑応答も含め、１時間半たっぷり聞くことが出来ました☆ありがとうございました！！
夢のある話は大好物なので。感想など、もしよろしければ…♪
