
今日は、美術監督の渋谷幸弘さんです

一言で言うと、笑顔がステキなおじさま

コナンあるあるだと思うのですが、普段でも渋谷さん⇒「しぶたに」さん、古内さん⇒「こうち」さんと読んじゃうんですよねぇ

今回のインタビュー、どしょっぱつから嬉しいことが書いてあります

『名探偵コナン』を最後までやりきりたい。
やりきってください、お願いします


この先、“見守る”というカタチになったとしても、最後までコナンを支えて欲しいと願う一人です

背景で気をつけていることは、若干デフォルメするところもあるが、ウソは描けないということ

これはもう、名探偵コナンの一貫したテーマですね

普通だと、夏から秋にかけて行う美術取材…迷宮の時は、桜を見てきて欲しいと吉岡さんに言われて、前作が終わってスグに行かれたようです

その時の「キレイ!」を映画を見る人にも届けられるように描かなくっちゃと思ったようです

京都は本当にコナンどころが多いですものね


美術、背景は調味料みたいなもの。無ければ無くても食べられるし、でも、あらばもっといい味になる。
いやいや、そんな調味料どころじゃないですよ

名探偵コナンに欠かせないものです。
私は、名探偵コナンはリアリティがあると言われる所以は、ウソをつかないという一貫したテーマ、そして、背景にあると思うほどです

背景があるからこそ、一瞬でその世界に入り込める。最近だと、旅行パンフに載った黒部ダムの曲線に心奪われて行く予定のないパンフを頂いてきたり、看板やら電話ボックスを写真に収めたり、サッカー場で上を見上げてみたり…笑。
ぜーーーんぶ。背景あってこそです

変わったことは、CG、デジタル化によって作業が増えたこと

便利になった面も沢山あるんでしょうけれども、手で描いてチェックし、データにしてからまたチェックしなければいけないんですね

天空の飛行船も、以前だったら壁はただ色を塗ったままだったけれど、今だと壁紙を貼らないと手を抜いているように見える。床に絨毯の模様をいれたり…
飛行船に飾られた数々の額絵も、一枚一枚描かれているとどこかで聞いたことがあります

何の気なしに見ている壁だったり、床だったり、空の雲の流れだったり…それこそ、隠し味のように影でコナンを支えてくれているんですね


ついついキャラクターに目がいってしまいますが、背景に注目して見てみるのも面白いですネ

絶海の探偵の舞台は、イージス艦

実際のイージス艦を知りませんが、のんきに額が飾ってあるとは思えませんね…(^◇^;)割と殺風景なイメージ。
きっと、艦内を走り回るコナンくんたち…見終わったらイージス艦通になっているかもしれませんね!笑

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