リーダーゆえの孤独さ。辛かった。
上に立つとは、ああいうことをいうんだと、「現時点では」そう思っています。
勉強に集中するため、長く勤めた塾のバイトを明日、辞めます。(正確には、授業からは外れました。)
すごく好きです。
でも。4年半リーダーを務めることは、楽しいだけではなかったです…。
リーダーゆえの孤独さがありました。
単なるバイトです。
されど、仕事です。
人を動かす大変さ、
上に立つという責任の重さ、
どんどん重くなる責任、
正確で早いというプレッシャー、
増え続ける理不尽な要求の嵐、
バイトゆえの限界、
新入社員が入ったためやれていたことがやれなくなる辛さ、
新入社員を指導する悔しさ、
報われない辛さ、
弱音を吐けない辛さ、
思い通りにならない無力さ。
色々思ってしまう自分への怒り。
リーダーゆえの孤独。
誰よりも信じて、
良いところや好き嫌いを見つけて、瞬時に仕事を振り分ける。
しかし、度々裏切られる。
信じるからこそ、裏切られる。
「明日は自分は入っていないから適当でいいや」
流石に、この人に仕事は任せられないと思った。
ミスは一番に怒られた。
「どうしてあの人に任せたんだ」と怒られた。
封筒の窓から宛名が出ていないとか、
番号札を番号順に並べ替えずに返却するとか、
単なるプリントの枚数が数えられないとか、
お弁当すら上手く発注出来ないとか、
私の中での普通は普通じゃないことを知った。
最終チェックを私がするようになった。
誰よりも人を信じていたけれど、
それ以来、誰よりも人を疑うようになった。
信じているからこそ、仕事を任せる。
しかし、完璧を求めるには疑うしかない辛さ。
だんだん自分にしか出来ない仕事が増えた。
時間がないため、指示するだけで、自分は出来ない辛さ。
それでも指示しなければいけないもどかしさ。
ああ、上に立つってこういうことを言うんだ。
働きやすい環境を作るために、一生懸命になることなんだ。
……色々と良い経験をさせて貰いました。
酸いも甘いも。真っ黒なところまで見れました。
一人前に働かせて貰っていた……いや、一人前以上に、講師業務以外の事務やらテスト監督やら何やらもやっていたので、いわゆる何でも屋でした。
そして、邪魔者は消されるという、黒の組織みたいなところでした、苦笑。
それでも好きでした。大好きでした。
淋しいし、この経験を薬剤師では活かせないところが悔しいけれど、
それは未来に期待するとして。
もう、思い残すことはないです。
バイトとは。
初めて、自分でも役に立てるんだと思わせてくれた場所です
ご迷惑もたくさんおかけしました
本当に、ありがとうございました!!